同居中の義母が突然、義妹夫婦と住むと言いだした!私「直ぐに出て行きますね」義妹「毎月の仕送り30万ヨロシクね~」→調子に乗る義母と義妹に現実を教えてあげた結果w

第1部

私は綾瀬、32歳。夫の和志と結婚して5年になります。

私たちは同じ通信会社で出会いました。最初はただの同僚でしたが、仕事で関わるうちに少しずつ距離が縮まり、自然な流れで付き合うようになりました。そして数年後、私たちは結婚しました。

結婚してからも、私たちは変わらず同じ会社で働き、安定した生活を送っていました。子供はいませんでしたが、不満を感じたことはありません。

和志と一緒にいるだけで幸せだったからです。

「子供はいつか授かれたらいいね」

夫婦でそう話しながら、二人の時間を大切にしていました。

そんな私たちの生活が変わったのは、2年前のことでした。

義父の体調が悪化したのです。

義父は以前から持病を抱えていて、年々症状が重くなっていました。入退院を繰り返し、仕事を続けることも難しくなっていました。

義母からある日、相談を受けました。

「和志と綾瀬さん……お願いがあるの。お父さんを一緒に支えてもらえないかしら」

私は迷いませんでした。

和志にとって大切な両親です。そして私にとっても、もう家族でした。

私たちは義実家で暮らすことを決めました。

同居を始めると、私は会社に事情を説明し、在宅勤務に変更しました。パソコンがあればできる仕事だったため、介護との両立は可能でした。

仕事をしながら家事をこなし、義父の体調が悪くなればすぐに対応する。

決して楽ではありませんでした。

でも、義母はいつも感謝してくれました。

「本当にありがとうね。あなたがいてくれて助かっているわ」

その言葉があったから、私は頑張れました。

休日には義母と買い物へ行ったり、一緒に料理を作ったりしました。

私は、本当の親子のような関係を築けていると思っていました。

しかし、その幸せな時間は長く続きませんでした。

原因は、夫の妹である千沙でした。

千沙は昔から自由奔放な性格でした。

欲しいものがあれば誰かに頼り、困ったことがあれば周囲が助けるのが当たり前だと思っているような人でした。

義両親も、年の離れた娘だったため、千沙には甘かったのです。

義父が苦しんでいる時でさえ、千沙は心配する様子もありませんでした。

「また病院?大げさじゃない?」

その言葉を聞いた時、私は信じられませんでした。

それでも義母は千沙を叱りませんでした。

「千沙も悪気があるわけじゃないのよ」

いつもそう言って庇うのです。

さらに千沙は、私にも頼るようになりました。

「お姉さん、少しだけお金貸してくれない?」

最初は断ろうと思いました。

でも、義母が申し訳なさそうに頭を下げる姿を見ると、強く言えませんでした。

私は何度も我慢しました。

「家族だから仕方ない」

そう自分に言い聞かせていました。

しかし、その後、千沙が結婚すると状況はさらに悪化しました。

相手の男性は優しい人でしたが、仕事は安定していませんでした。

「自由に生きたいんだ」

彼はそう言って、定職にも就かず生活していました。

私は不安でした。

これから子供が生まれたら、本当に大丈夫なのだろうか。

それでも千沙は言いました。

「この人が私の運命の人だから」

義両親も結婚を認めました。

私たちは期待していました。

子供が生まれれば、きっと千沙も変わる。

そう思っていたのです。

しかし、現実は違いました。

妊娠した千沙は、さらに実家へ入り浸るようになったのです。

そしてある日、私が仕事中に何度も話しかけてくる千沙へ、つい言ってしまいました。

「千沙さん、私も仕事があるから少しだけ考えてくれる?」

すると千沙はお腹を撫でながら笑いました。

「私は妊婦なのよ? お姉さんが助けるのは当然でしょう?」

その時、後ろから義母の声が聞こえました。

「子供も作れないあなたが、それくらい支えてあげなさいよ」

私は言葉を失いました。

今まで誰のために頑張ってきたのか。

その瞬間から、私の中で何かが少しずつ壊れ始めました。


第2部

それから千沙の態度は、さらにひどくなりました。

「お姉さんも子供を産めば、私の大変さが分かるんじゃない?」

実家に来るたび、千沙はそんな言葉を投げかけてきました。

私は悔しかった。

でも、義父の介護を続けるためにここにいる。

和志も我慢している。

そう思い、何も言い返せませんでした。

しかし、私の負担は日に日に増えていきました。

千沙は夫が仕事の日になると、夕食まで実家で食べて帰るようになりました。

食費を払うこともありません。

家族が増えれば生活費も増える。

それでも義母は何も言いませんでした。

「千沙は妊娠しているから」

その一言ですべてを許したのです。

そんな毎日が続いていたある日、悲劇が起きました。

義父が突然亡くなったのです。

私は大きなショックを受けました。

介護は大変でした。

でも義父はいつも私に優しくしてくれました。

「綾瀬さんがいてくれて、本当に助かっている」

その言葉は、今でも忘れられません。

葬儀が終わり、四十九日も過ぎた頃、千沙は元気な男の子を出産しました。

私は少し期待していました。

母親になれば、千沙も変わるかもしれない。

でも、何も変わりませんでした。

むしろ、義父がいなくなってから義母まで変わってしまいました。

以前の優しい義母ではなくなったのです。

小さな嫌味を言うようになり、まるで千沙と同じような態度を取るようになりました。

それでも私は耐えました。

義母は夫を失ったばかり。

きっと心が不安定なのだ。

そう思ったからです。

そんなある日、千沙から珍しく連絡が来ました。

「話したいことがある」

短いメッセージでした。

嫌な予感がしました。

そして週末、千沙は子供を連れて実家へやってきました。

義母もどこか落ち着かない様子でした。

しばらく沈黙が続いた後、千沙が突然言いました。

「もういい加減、本題に入りたいんだけど」

和志も真剣な顔になりました。

私は4人分のコーヒーを用意し、席につきました。

すると義母が静かに口を開きました。

「私ね……千沙と孫のために考えたの。一緒に暮らそうと思っているの」

私は驚きました。

理由を聞くと、千沙の夫が家に帰らず、子育てが大変だからということでした。

確かに孫のためなら理解できます。

でも、私は不安でした。

また私がすべてを背負うことになる。

すると和志が言いました。

「一緒に住むなら、家事や生活のルールを決めよう」

その瞬間、義母と千沙は顔を見合わせました。

そして義母が冷たい声で言いました。

「何を言っているの?」

「あなたたちは出ていくのよ」

私は耳を疑いました。

「……え?」

義母は続けました。

「ずっと思っていたの。孫も産めないあなたが、この家にいる必要なんてないって」

胸が締め付けられました。

私は義父の介護をした。

仕事も変えた。

家族だと思って支えてきた。

なのに、私はただの他人だった。

その瞬間、今まで溜め込んでいたものが一気に溢れました。

「分かりました」

私は立ち上がりました。

「出ていきます」

義母も千沙も驚いていました。

まさか本当に出ていくとは思っていなかったのでしょう。

しかし、その直後、千沙が言いました。

「じゃあ、毎月30万円よろしくね」

私は意味が分かりませんでした。

「何の話?」

千沙は当然のように答えました。

「今まで母さんに10万円払ってたでしょ? 私たちの生活費20万円。合わせて30万円」

私は和志を見ました。

彼も呆然としていました。

私たちは確かに義母へ毎月10万円渡していました。

でも、それは同居していたからです。

家を出た後まで払う理由などありません。

「払うわけないでしょう」

そう言うと、千沙は目を丸くしました。

「なんで? 子供もいないんだから、お金あるでしょ?」

その瞬間、和志が怒りました。

「いい加減にしろ」

低い声でした。

「俺たちは父さんの介護をして、生活費も出してきた。それを忘れたのか?」

義母は何も言えませんでした。

私は千沙に言いました。

「子供を産んだのはあなたです。自分の家庭は自分で守ってください」

千沙は逆ギレしました。

「じゃあもう帰る! お金がもらえないなら意味ない!」

そう言って子供を連れて出ていきました。

義母は泣きながら私にすがりました。

「お願い……綾瀬さん。私を見捨てないで」

私は苦しかった。

でも、もう戻れませんでした。

「自分でどうにかしてください」

そう言って、私は和志と家を出ました。

その後、私たちは新しい生活を始めました。

義母から何度も連絡が来ましたが、私は距離を置きました。

1ヶ月後、千沙は結局実家に戻ったそうです。

しかし、義母の生活は以前とは違いました。

千沙は相変わらず働かず、生活費も入れません。

義母はパートを始め、疲れ果てていると聞きました。

千沙の夫も結局戻りませんでした。

一方で、私と和志は穏やかな毎日を取り戻しました。

そして数ヶ月後――。

私は和志に伝えました。

「和志……赤ちゃんができたみたい」

和志は涙を浮かべながら私を抱きしめました。

あの時、家族だと思っていた人たちに裏切られた。

でも、そのおかげで本当の幸せを見つけることができました。

私はもう、誰かのためだけに生きることはしません。

これからは、自分の家族を大切にして生きていきます。