ネタ番組がゴールデン帯から消える?“最後の砦”『有吉の壁』レギュラー放送終了へ ネタ番組の生き残り方 #エキスパートトピ
9月末でレギュラー放送終了が報じられたバラエティ番組『有吉の壁』(日本テレビ系)。
同番組は2015年に深夜特番として始まり、2020年より水曜夜7時の枠でレギュラー化。芸人たちがネタを披露し、MCの有吉弘行が合格・不合格を判定する内容だ。その後は特番放送される予定だという。
『有吉の壁』は、ゴールデン帯のレギュラーのネタ番組としては“最後の砦”的な存在だった。秋の新番組次第でレギュラーのネタ番組は、ゴールデン帯では見当たらなくなる状況に。
ネタ番組減少の理由はなんなのか、そして今後はどのような形になるのか。
ココがポイント
日テレ「有吉の壁」9月末でレギュラー放送終了 20年から水曜の顔、今後は特番で放送へ

(チュートリアル・徳井)コント番組を昔やらせてもらってたけど(中略)セットを組んで、その経費がペイできない
出典:smartFLASH 2018/7/6(金)
(マツコ・デラックス)賞レースの価値をつけたいからなのよ。ずーっとネタ見れちゃったら、(賞レースの)価値がないじゃない
出典:Sirabee 2025/11/4(火)
ネタを芸人のYouTubeチャンネルなどで見る(中略)ショートネタや歌ネタのコーナーも、むしろTikTokなどで見ている

2009年には『爆笑レッドカーペット』、『エンタの神様』、『ウンナン極限ネタバトル!ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』などが1週間の番組欄に並んでいた。2020年代も『有吉の壁』ほか、『ザ・ベストワン』(2021年10月-2022年9月)、『千鳥のクセスゴ!』(2020年10月-2025年3月)などがゴールデン帯で放送。健闘が伺えた。
ネタ番組の終了理由の一つが視聴率の低迷。たとえTVerなどの数字面で踏ん張りがあっても、レギュラー放送を維持するほどのメリットが得づらかったと見られる。
ショートネタや一発屋芸人の人気が高まった2000年代、ネタ番組を支えたのが“ライト層”。劇場に足を運ぶほどではないが、気になる芸人がいればネタ番組でチェックする。今やその役割を賞レースが担い、ライト層の興味はそこに集約。「お笑いは賞レースで見る」という流れもネタ番組の需要減に繋がったと推察する。
それでもネタ番組はYouTubeやTikTokのショート動画との相性が良い。テレビ朝日の『動画、はじめてみました』の「神速49秒お笑いグランプリ」なども好評を博している。ネタ番組は今後、“枠”にとらわれない形で生き残るのではないか。



