夫が一方的に「約束しただろ」って言うから、私は「約束は相互同意で成立するんでしょ」って反論した。でも彼は「約束破るやつは人として最低だ」って、まるで全部私のせいみたいに言うの。翌週、義母から電話が来て「あんた、うちで飲んだくれてるわ。連れて帰って」って。私は残業で家にいなかったのに、夫は私の母を呼んでいたんだ。しかも私の母は「20万払え」って言ってきた。何が起こってるのか、頭が真っ白になった…

夫が一方的に「約束しただろ」って言うから、私は「約束は相互同意で成立するんでしょ」って反論した。でも彼は「約束破るやつは人として最低だ」って、まるで全部私のせいみたいに言うの。翌週、義母から電話が来て「あんた、うちで飲んだくれてるわ。連れて帰って」って。私は残業で家にいなかったのに、夫は私の母を呼んでいたんだ。しかも私の母は「20万払え」って言ってきた。何が起こってるのか、頭が真っ白になった...

「もう限界だ。離婚する。」

夫はスマホから目も上げずに、「離婚な。はいはい」と流した。

「俺は本気だから。バカ言ってないで反省しろよ。誰のせいでこんな時間から飲みに出てると思ってるんだ」

「あなたが勝手に同僚を連れてきたからでしょ」

ため息をついて、私は言った。

「今朝、言ったよね。みんな連れてくるから、飯を用意しとけって」

「私、今日は残業だって言ったでしょ」

「知らん。俺はちゃんとお前と約束したよな」

「約束って、一方的に宣言して出て行っただけじゃない。約束は相互同意があって初めて成立するの。あなたのは約束じゃなくて、ただの押し付け」

「はいはい。そうですか。そもそもこういうこと、1度や2度じゃないよね。お母さんのローンだって、一方的にどうかって言って、ちゃんと払ってるじゃん」

「そりゃ払ってるけど、とにかく約束を破ったお前が悪い。ママがこのこと知ったら、ぶち切れるぞ。約束破るやつは信頼されないって口癖だからな」

「それも無理はないでしょ。あなた、今年で何歳?」

「41。でも関係ないだろ」

「もう限界なの」

「ああ、分かった。俺が悪かったよ。次からは気をつける」

「そう言って、気をつけたことあった? なかったから離婚だって言ってるんだけど。今度は本気だ」

「それでいいだろ。分かった。じゃあ約束ね。守れなかったら次こそ離婚」

「いい。はい。分かった。守りなさいよ。約束破るとか、人として最低だからね」

1週間後、義母から電話がかかってきた。

「あんた、うちで飲んだくれてるわ。邪魔だから持って帰って」

「お母さん、すみません。実は今日は残業で、まだ帰ってなくて」

「仕事? あんた、本当に私のことが嫌いなの?」

「急に言われても…納得できる金額ではないと言いますか…」

「20万」

「え? はい。そうよね。うん。20万だったわ」

「えっと、お母さん、何よ」

「いや、なんか変じゃありませんでした。義母相手に変よ」

「口がすぎるわよ」

「ごめんなさい」

「離婚届にサインさせて、次は離婚だって言ったのよ」

「そう」

「さっきからどうしたんですか? 普段のお母さんはもっと、こう、切れたナイフみたいな人なのに」

「そういう一言が余計だって言うのよ」

「すみません。全く…とにかく、破る方が悪い。どんな言い訳も、破った側はできないからな」

「あ、そうですか。それ、本当に約束って言うのかしら?」

私は受話器を置いた。

翌朝、私は夫に離婚届を突きつけた。彼は何も言わず、サインした。

それから私は、自分の部屋に戻り、荷物をまとめた。

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