「ひ雪、お父さんが息を引き取ったわ。」
「そうか。間に合わなかったか。」
夫のひ雪は、淡々とそう言った。病院で必死に治療を続けてくれた医師たちにも、母は感謝していたが、ひ雪の口から出たのは「仕事があるから仕方ない」という言葉だった。
父の葬儀の準備が進む中、ひ雪が切り出した。
「これからのこと、話し合おうぜ。」
「ごめん。まだちょっとショックが大きくて…」
「そんなことを言ってる場合じゃないだろう。父さんのためにも、俺たちがしっかりしないと。」
母は頷くしかなかった。そして、葬儀の段取りを母に任せると言い、ひ雪は「それが終わったら遺産の話をしよう」と付け加えた。
「遺産?そんなの話し合うことじゃないでしょ。私たちで分けるんだし。」
「やっぱり母さんはそう思い込んでたんだな。」
「何それ?」
「父さんから俺は遺言書を預かってたんだ。大事に保管しておいてくれって言われてな。」
「どうしてあなたなの?私は何も聞いてないわ。」
「大事な遺言書だからね。心から信頼できる人に預けたんだよ。」
「ちょっと待って。私が何をするって言うのよ。」
「父さんが残した遺産を独り占めするつもりだったんじゃないか。」
「バカ言わないで。私がそんなことするわけないでしょ。」
「でも実際に父さんは俺に遺言書を預けてくれたんだ。その中身も俺は教えてもらっている。」
「なんて書いてあるの?」
「遺産の全てを俺に相続させるってさ。」
「な、どうしてお父さんはそんなことを?」
「これが父さんの正直な気持ちだったってことだろ。今まで散々父さんを食い物にしていい暮らしをしてきたんだから。遺産くらいは俺たちに渡してくれよ。」
「そんなことしてないわ。私はお父さんと2人で支え合ってやってきたのに。」
「そう思い込んでたのは母さんだけってことだ。」
「嘘よ。」
「とりあえず葬儀だけはちゃんとやってくれよ。遺産がもらえないからって適当にするなんて許されないからな。」
母は言葉を飲み込んだ。父が亡くなった悲しみよりも、夫の冷たい態度が心に刺さった。それでも、父をしっかりと天国に送り出したいという思いで、葬儀を滞りなく執り行った。
葬儀の後、母は父の生前の友人である藤田さんに連絡を取った。すると、藤田さんは意外なことを言った。
「達彦さんはいついかなる時も奥様に対して感謝の気持ちを持っていましたよ。」
「本当でしょうか?私はもう夫の気持ちが分からないです。」
「それは本当です。私の前では事あるごとに奥様の話をされていましたし。」
「ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。」
「実は藤田さんに連絡したのは夫からの要望だったんです。」
「そうだったんですか。」
「あの世に言った後のことは藤田さんに任せておけばいいからと。」
「なるほど。そういうことだったんですね。」
「奥様は聞いてらっしゃらなかったのかな?」
「何でしょうか?」
「10年前に達彦さんが今回とはまた別の大病を患われたことは覚えてますか?」
「もちろんです。あの時も私は夫との別れを覚悟しました。ただ手術がうまくいって回復したんです。」
「だからこそ今回もと信じていたんですが…」
「ただ、その時に達彦さんからあるものを預かっていたんです。」
「あるもの?」
「おそらくその達彦さんは言いたかったのでしょう。」
「それって何ですか?」
「詳しい話は葬儀を終えてからにしましょう。まずは達彦さんを天国に送り出さないと。」
母は言われるがままに頷いた。
一週間後、ひ雪が再び家にやってきた。今度は妹のひろ子も一緒だ。
「幸にいるの?初七日も終わったんだし、話し合いをしましょうよ。」
「話し合いなんて必要ないよ。遺産は全て俺たちのものになる。その家も金も全部俺のものだ。遺言書にはそう書いてあるんだよ。あんたに遺言書は渡したはずだぜ。」
「やっぱり、あの遺言書には納得できないのよ。親戚やお父さんの仕事仲間と話して確信したの。お父さんが私を排除するようなことをするはずないって。」
「じゃあ、その遺言書は何なんだよ。俺は直接父さんから渡されたんだぞ。」
「他に何か話は聞いてないの?あなたに遺産を全て渡す理由があるの?」
「あるとしたら、あんたに一銭も渡したくないってことだと思うぜ。」
「そんなはずは…」
「だからもうそこの家は俺たちのものだ。邪魔者はさっさと出て行ってもらえるか。」
「え、私を追い出すつもりなの?」
「当たり前だろ。父さんが亡くなって遺産も手に入ったし。ババアは不要だよ。金も家も手に入れたからな、さっさと出て行け。縁も切るから。」
「どうしてそんなひどいことを言うの?私のことをババアなんて言ったことなかったでしょ。」
「腹の中ではずっと思ってたんだよ。さっさとお前ら2人と縁を切りたいってな。父さんはあの世に行ってくれたから、あとはあんたと縁を切れば俺は晴れて自由のみだ。親という縛りがなくなってようやく人生を謳歌できるぜ。」
「あなた、そんな風に思ってたの?」
「そうだよ。親父があの世に行くのを心待ちにしてたんだ。そのために実家に帰ってきたんだから。」
「お父さんのことを心配して帰ってきてくれたんじゃなかったの?」
「そんなわけねえだろ。本当なら10年前にあの世に行ってたはずなのに行きながらやがって。まあその分資産も溜まってるだろうからよしとしてやるか。」
「お父さんが亡くなったのを喜ぶみたいな言い方しないで。」
「実際に喜んでるんだから仕方ないだろう。とにかくその家はもう俺たちのものだからさっさと出て行けよ。」
「なんで私が…」
「まあでもさすがに俺もいきなり追い出すようなことはしねえよ。新しい家が見つかるまではそこにいていいぜ。特別に許可してやるよ。ただし期限は俺とひろ子が海外旅行から帰ってくるまでだ。」
「海外旅行になんて行くの?」
「そうだよ。親父が亡くなったお祝いでな。これから大金も家も手に入るし、バーっと遊ぼうって話してたんだ。」
「最低。お父さんはいつまでもあなたたちのことを思っていたのに。」
「そんなの関係ない。それじゃ、俺たちはもう空港に向かってるから、さっさと引っ越し先を見つけておいた方がいいぜ。」
「それがあなたたちの本音ってわけね。」
「そうだよ。今まで猫かぶってるのだかったぜ。」
「分かった。あなたたちの好きにしたらいいわ。」
「そうか。じゃあさっさと出て行ってくれよ。」
「後悔しないでね。」
「ねえよ。」
彼らが去った後、母は静かに決意を固めた。
5分後、ひろ子が戻ってきて言った。
「お母さん、家を出る前にその家を掃除して綺麗にしてもらっていいですか?」
「なんで私がやらないといけないのよ。」
「今まで散々その家にお世話になったんでしょう。単なる専業主婦なのにいい家に住ませてもらって。その感謝とかないんですか?」
「だとしてもあなたたちに言われる筋合いはないわ。」
「無知なお母さんならさっさと出ていきそうだなと思ったので言ってあげたんですよ。」
「そんなの不要よ。」
「家を出る時はゴミは全て捨てておいてくださいね。お母さんの私物なんて1つも残さないでください。私たちがこれから生活する上で不必要なものがあるとすごく不快なんで、そこはお願いしますよ。」
「ああ、そう、分かったわよ。綺麗に掃除をしておいてあげるわ。」
「ありがとうございます。それじゃあ、もう2度と私たちに関わらないでくださいね。」
「ええ、そうさせてもらうわ。」
母は言われた通りに家を掃除し、自分の私物を全て処分して家を出た。
2週間後、海外旅行から帰ってきたひ雪が、激怒して母に連絡してきた。
「おい、これはどういうことだ?」
「何よ、いきなり。」
「家はどうした?海外旅行から帰ってきたら家がなくなって売り地になっていたぞ。」
「そうそう。家を解体して更地にしたのよ。そうしないと買い手がつかないって不動産屋さんに言われたからね。」
「はあ?なんでお前がそんな勝手なことをするんだ?あそこは俺の家だぞ。」
「何を言ってるの?違うわよ。」
「相続したら俺のものになるんだよ。」
「バカねえ。本当にあんたは何も知らないんだから。」
「どういうことだ?」
「あの家は私のものなのよ。お父さんが10年前に大病を患った時に私に名義変更をしていたの。『これからは私が管理をすることになるから』ってね。だからあれは相続の対象じゃないの。」
「そんなの聞いてないぞ。」
「そりゃいちいち言う必要ないもの。名義人が誰であろうと関係ないと思ってたから。でも言わなくてよかったわ。じゃないと本気で奪われた可能性もあるから。」
「これからこの家はどうなるんだ?」
「家はもうないじゃない。土地は誰かが買ってくれるわ。私はもう不動産屋さんに売ってるから。それである程度のお金をもらってる。」
「なんでそんな勝手なことをするんだよ。」
「元々老朽化も激しくてリフォームするかどうか悩んでいたのよ。でもあなたたちに奪われそうになったから、それならもう壊して売っちゃった方がいいと思ったの。」
「そこまでしなくてもいいだろう。」
「家の名義は自分にあるって説明すれば済む話だ。それであなたは納得した?無理やりにでも私から家を奪おうとしたんじゃない?私は身の危険を感じたから家を処分して別のところに引っ越したの。もちろんどこにいるかは絶対に教えないわ。」
「ふざけるなよ。」
「ちなみにあなたたちの荷物は全てトランクルームに預けてあるからね。鍵が必要になったら藤田さんに連絡をして。連絡先は私が教えるわ。」
「藤田って父さんが仲良くしてたあの人か?」
「そうよ。手続き関係のこととかは藤田さんが代理人となってやってくれるから。」
「なんでそいつが司法書士をやってるんだよ。」
「だから相続周りのことは全部任せてあるから。分かったわね。」
ひ雪は「分かったよ。とりあえずそいつの連絡先を教えてくれ」と言って電話を切った。
5分後、ひ雪は藤田さんに連絡を取り、トランクルームの鍵をもらうために向かった。そして、その足で藤田さんに相続のことを尋ねた。
「藤田さん、トランクルームの鍵をくれよ。母さんから話は聞いてるだろう。」
「ああ、分かった。トランクルームの住所を送ろう。そこで鍵を渡すよ。」
「それと相続のことなんだけど、いつになったら俺は金を受け取れるわけ?」
「金?父さんの資産だよ。全額俺のものになるんだ。」
「残念だけど、そういうわけにはいかないんだ。」
「は?どういうことだよ。」
「君は遺言書を捏造したね。そんなことは絶対にやってはいけないことだよ。」
「捏造だ?どこにそんな証拠があるんだよ。」
「私が本物の遺言書を管理してたからだよ。」
「なんだと?」
「10年前に達彦さんが病気で入院をされた時に、私は直接『遺言を預かっておいてくれ』とお願いされたんだ。おそらくはその時に死を悟ったんだろう。ただ無事に直って元気になられたんだけど、遺言はずっと管理をしていたんだ。だから君が達彦さんから渡された遺言書は確実に偽物なんだ。」
「あいつ、先に書いてやがったのか?」
「そうだね。中には『遺産は君と奥さんで半々にするように』としっかりと書いてあった。だから君が全額もらえるというのはありえないんだよ。」
ひ雪は頭を抱えた。だが、まだ藤田さんには伝えていないことがあった。
「それだけじゃない。まだ伝えないといけないことがある。」
「もういいよ。半分でもいいからさっさとしてくれ。」
「ちょっと待ってくれ。」
「黙れ。これ以上あんたと話すことなんてない。さっさと俺の口座に半分の金を振り込め。それでこの話はもう終わりだ。」
翌日、ひろ子が母に電話をかけてきた。
「お母さん、お願いがあるんです。一度私と会ってくれませんか?」
「え?なんでよ、あなたとも縁を切ったんじゃないの?」
「あんなの本気で言ってるわけないでしょ。私はお母さんのことを心から大切だと思ってるんですよ。一緒に住んでる時も本当にお世話になったと思ってるんですから。」
「じゃあなんであんなことをしたのよ。」
「ひ雪から命令されたんですよ。『借金を減らさないといけない』って言われて、私は本当にちゃんと抵抗をしたんですよ。」
「でもそんな話を誰が信じるって言うのよ。命令されてたにしては随分とひどいことを言ってきたわよ。あれが演技だとしたらあなたは今すぐに女優になった方がいいわ。そっちの方が普通に稼げると思うから。」
「お母さん、私は真剣に言ってるんです。」
「私はあなたたちに関わりたくないわ。ひ雪が何をしてくるか分からないもの。身を守るためにも距離は置かせてもらいたい。」
すると、ひろ子は突然、声のトーンを変えて言った。
「分かりました。じゃあ2人だけで会いましょう。私も正直あいつが怖いんです。遺産が全額もらえないって分かってからすごく不機嫌になってて、今私たちはホテルで生活をしてるんです。そこのレストランで落ち合いましょうよ。ひ雪は仕事中なので安心して会えますよ。住所を送りますね。」
母は一瞬迷ったが、話を聞くことにした。そこには、ひろ子の本当の狙いがあった。
「そう。わざわざ教えてくれてありがとうね。」
「早くお母さんに会いたいんですよ。」
「でも、どうせ金の無心をされるだけだからね。」
「いや、お金とかじゃなくて…」
「そうなの。でも借金はどうするの?あなたにもあるんでしょ?」
母は冷静に切り返した。
「家を解体する時に荷物を全てトランクルームに預けないといけなくて、整理してる時に請求書を見つけたのよ。しかも何通もあったわ。あなた、消費者金融からそれなりの額を借金してたみたいね。今までこんなに請求書がうちに来てたなんて全く気づかなかったわ。」
「あれを見たの?」
「どうせ遺産が入ったら返済に当てようとでも思ってたんでしょ。でもそれが難しそうだから私に泣きついてきたわけだ。」
「だって今のひ雪にはどうしても言い出せなくて…でも私はあなたに力を貸したりしないわよ。」
「どうしてですか?遺産も入ってきたし、家を売ったお金だってあるんでしょ?それで片付けくらいしてくれてもいいでしょ?」
「いやよ。赤の他人のためにどうしてそんなことをしないといけないの?」
「必ず返します。だからとりあえず貸してください。」
「返せるの?」
「当てがあるんです。」
「そうだったら、直接伝えた方がいいわ。」
「どういうことですか?」
「家を解体する直前くらいに取り立ての人がうちにやってきたのよ。あなたが返済をしないから直接取り立てに来たみたい。それで事情を話して連絡先だけ交換しておいたの。その人にあなたの止まってるホテルの住所を送っておいたわ。だから詳しい話はその人としてよ。」
「は?なんでそんなことをするのよ。」
「返せるんでしょ。だったら私じゃなくて、まずは借りてる会社に返すべきよ。」
3日後、ひ雪はまた藤田さんからの連絡を無視していた。すると、今度は母の電話が鳴った。
「ひ雪、藤田さんの連絡をどうして無視するの?」
「もうあいつと話すことなんてねえんだよ。」
「遺産のことはちゃんと話してないんでしょ?」
「したよ。半分しか受け取れないんだろ。あのバカ親父が。なんで半分しかくれないんだよ。」
「そういうルールだから仕方ないのよ。」
「マジでくだらねえな。親父がしっかりとしたことをしなかったんだから、せめて遺産くらいは全部くれよ。」
「何を言ってるの?お父さんはあなたのためにできることをやったわ。」
「あいつが金持ちだったら俺は仕事もせずに楽して生活ができたんだ。そんな環境くらい用意しろって言ってるんだよ。」
「バカ言わないで。そんなに金持ちになりたいのなら自分で努力すればいいだけでしょ。」
「そういうのはめんどくさいんだよ。」
「もういいわ。あんたなんて息子でも何でもないんだから。好きなようにしなさい。」
「そうさせてもらうよ。あと、さっさと半分の遺産を俺によこせ。投資でもして金を増やすつもりなんだ。早くしろよ。」
「どうしてあんたが遺産を受け取れるのよ。」
「はあ?俺は息子だぞ。縁を切ったから受け取れないとか思ってるの。法律勉強しろ。」
「法律を勉強しないといけないのはそっちよ。相続欠格って知らないの?」
「なんだよ、それ。」
「遺言書を捏造したり偽造したりした人間は相続権を失うっていう法律よ。あなたはまさにそれをやったでしょ。だからあなたは遺産を受け取る資格はないの。」
「は?バカなことを言ってんじゃねえよ。」
「バカじゃないわよ。藤田さんはこのことをあなたに伝えようとしていたのに、全然取り合ってくれないから仕方なく私が伝えさせてもらったわ。」
「嘘をつくな。そうやって遺産を独り占めするつもりか。」
「ふざけないで。そんなわけないでしょ。ルールに乗っ取ってやってるだけ。あんたは自ら遺産を受け取るチャンスを失ったの。そのことを自覚しなさい。」
「いや、ちょっと待ってくれよ。俺、金がねえんだって。遺産が入ると分かったから海外旅行でかなり羽目を外しちゃったんだよ。もうそれで貯金がなくなってるんだ。」
「そんなの知らないわよ。バカなことをするから悪いんでしょ。」
「頼むよ。母さんの方でなんとかしてくれ。半分は俺にくれよ。じゃないとマジでピンチなんだ。」
「私がそんなことするわけないでしょ。」
「なんでだよ。息子だぞ。家族じゃないのか。」
「あんたはその家族であるお父さんが死んだことを喜んでたでしょ。そんな人間を私は許すつもりはないから。」
「私だって最初は遺産に手をつけるつもりはなかった。あなたたちと一緒に暮らしてるんだから、あなたたちが好きなことに使っていいと思ってた。私はもう家があってあなたたちと一緒にいられたらそれでいいと思ってたからね。お父さんだってきっとそういう気持ちがあったと思う。でもあんたたちはそんな私たちの気持ちを踏みにじった。そんなことをする人間を手助けしたりなんてしないわ。」
「頼むよ。見捨てないでくれ。」
「いやよ。これでお別れよ。あんたたちという縛りがなくなったから。これから私は人生を謳歌するつもりでいるの。お願いだから邪魔だけはしないでね。」
そう言って、母は電話を切った。
その後、ひ雪とひろ子は離婚したそうだ。借金があることがバレて、ひろ子がひ雪を捨てたみたいだ。それからひろ子は一人暮らしを始めて、昼夜働き詰めでお金を稼いでいたようだが、手元にお金があると返済もせずにギャンブルに突っ込んでいたらしい。借金は雪だるま式に増えていった。
一方、ひ雪は遺産が入らなかった分を投資で取り戻そうと、怪しい仮想通貨に手を出し、最終的に貯金もなくなってしまったと聞いた。
母は新しい家で新生活を始めた。息子夫婦を失い、夫もいなくなってしまったが、一人でも強く生きていこうと思っている。どんな辛い環境でも頑張って立ち向かっていった夫の姿を見ていたからこそ、逆境に挫けている場合じゃないと笑顔で過ごしている。



